CGI エロマンティック お魚天国
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エロマンティック
31歳、未貫通。トンネルを抜けたら、そこは雪国。処女(あたし)だってエログが書きたい!
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お魚天国

あの白球を追う日々を思い出すたびに、あたしの目頭は熱くなり、共に練習した仲間達を思い出す。

スポーツってやつは!そういうもんだ!


ところで、私にとって男女でシーツの波を泳ぐ行為っつーのは、なんつーか、甲子園みたいなもんだと思ってます。

甲子園。
男女の営みこそ、私たち社会人にとっての甲子園に他ならない。

で、全ての思春期を超えた人々は、みな甲子園を目指し日々、悶々としだします。
ある人は階段上り下り。
ある人は素振り。

絶対に、俺、甲子園に南を連れてくよ!

そんな頂上決戦こそが、一線を越えるべくして集まった男女の最終決戦の場なのです。


さーてーとー、

まぁ、うん、今更だけど、あたしのチームさ、甲子園、確かに出場経験無し。
25歳にして、部の存続すら危うい。
でも、当たればすげぇ。
猛虎打線並に火を噴く自信あんだよねー。

だからさ、もう来るべき試合に備えて、うちのチームとしては自主練とかイメージトレーニングとかは怠ったことが無いわけ。

そうしてね、一人一人が120%の力を出し切ってこそ、はじめて納得いく試合ができる。
それがね、チームプレーってもんじゃない?

っていうことをね、目頭を熱くして語り、男女の熱闘甲子園を目指す私が、この世で一番許せないもの・・


それが、マグロだっ!!


私は確かに今の今までアーレェーってなった事が無い。
お代官さまー!って言ったことも無い。
明らかな経験不足だ。

だがしかし、いざ試合となれば、もうほんと、それこそガムシャラに動くのが新人の役目だと思っている。

『下手な奴が一番声出して、一番足動かさなきゃ駄目だ!』
それがチームプレー。

それが、あんた!こともあろうに、この世にマグロっつー言葉が存在すること自体、驚きだ。


漫画なんかにもちょくちょくこのマグロたちは出現する。


『マサオのこと好きだけど・・・こわい・・』

なんつって、シーツをギュって握りながら、グッと目を閉じてる。


こっ、こらー!
試合中に目を閉じる奴があるかっつーの。
心の目で見てるのかっつーの。

もっと足使ってけっつーの。
左右に揺さぶりかけてけっつーの。
マサオの胸の上で人差し指でト音記号書くくらいの余裕を見せてやれ。

マグロの真髄をさ、マサオにとくと味あわせちゃってよ。

マグロってやつは、動いてないと呼吸できないんだぜ。(キメっ)


え?

具体的に?

え?

何をすればいいかって?

あれ、結構手持ち無沙汰?

えーっと、その辺はあれ、目には目にをみたいな感じでいいんじゃないかな。

マサオがこっちのドタマ狙ってこようもんなら、こっちもすかさずマサオのドタマにタッチ。
イメージとしては、アルプスいちまんじゃくをやる感じで。

マサオがこっちの下半身のブルドックをダーシャシャシャしようもんなら、こっちもすかさずマサオのつくしんぼに春一番吹かせてやればいい。

マサオがあたしを追っかけて
あたしがマサオを追っかけて
回転遊魚のようにグルグルグルグルしてるうちに
多分、バターになります。




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プロフィール

加藤はいね

  • Author:加藤はいね
  • 『私の考える初夜』

    「あれ?しないの?」
    「え?してんじゃん?」

    「え・・・これ?・・え?」
    「あー、おまえテレビの見過ぎ。あんなこと普通しねぇって」

    「あ、そうなの?」
    「常識的に考えてみろよ。あんなんできるわけねーじゃん」

    「でも、本とかにも書いてあったし」
    「おまえさーバカだな。ドラえもんとかみて、竹とんぼ頭に付けようと思うのか?」

    「つけるわけないじゃん!つかないし!」
    「だろ?」

    「そっかー」
    「でもびびった。いまどき、本当にSEXとか信じてる奴がいるなんてなー」

    「もーっいいじゃん、うるさいなぁ。・・じゃあ、どうすんの?」
    「手、かして」

    「ん、・・繋いでどうすんの?」
    「祈んの」

    「え・・それだけ?」
    「それだけってなーっ!男はそれ言われんの一番ショックなんだからな」

    「あ、ごめん。つーか神社とかでもよく祈るし」
    「エロイなー、1人でやってんの?」

    「1人!あ、あれが、そうなの・・」
    「まぁみんなやってるしな」

    「つーかさ、じゃあ、これは何に使うの?ゴム。出番無しじゃん」
    「バッカ、これから使うんだよ」

    「どうやって?」
    「膨らまして飛ばすんだよ」

    「・・え・・なんで?」
    「そりゃ、おめでとーって」

    「おもしろそう!是非あたしにやらせて!」
    「お、結構積極的。いいけどウチさー壁薄いから声抑えてな」

    「オッケーオッケー」
    「じゃあ、せーの」

    『(小声で)おめでとー』

     
       ピュー



              END




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